えのきの安い店が良心的なのは、儲けを帳尻合わせしていないからです。
野菜は畑で育てているので、その時の環境や自然災害などによって値段が変わります。
台風などの影響でハウスが壊れてしまったり、
長雨の影響で野菜が腐ってしまったりすると高くなります。
えのきは工場で作っているので気候の影響を受けません。
その割に意外と安く売っていないお店があります。
どうしてなんでしょう?
その理由は儲けの帳尻を合わせるためです。
お店で売っている野菜の原価(仕入れた価格)はさまざまです。
100円で売っている商品の原価が70円だったり60円だったりします。
特売の商品は100円で仕入れて100円で売ったりすることも良くあります。
足りない儲けはどうするのでしょうか?
ほかの野菜をいきなり高くすると売り上げが下がってしまいます。
足りない分の儲けは何かで補填しなくてはいけません。
高くしてもわかりずらい野菜を使って調整します。
そんな時に役に選ばれるのがえのきです。
えのきは相場が安定しているので調整に利用されやすいのです。
冬場の寒い時は高値で取引される時もありますが、
夏場の需要の少ない時にも意外と値段が下がりません。
他の野菜で損したぶんえのきで儲けているからです。
生産者の方が出荷する数を控えれば良いのですがそうはなりません。
設備を寝かせておかないようにするためでしょう。
だからますますえのきの相場はさがります。
200g入りのえのきの原価が35円なんてこともあります。
35円で仕入れた えのきは50円で売ればちょうど良いのですが、
実際には68円くらいで売られています。
そんなときに安くえのきを売っている店は良心的です。
スーパーの野菜の儲けはどれくらいあれば良いの?
目標の粗利が23%前後と言われてます。
100円の物を売って23円儲けを出すのが目標です。
70円で仕入れたものを100円で売ればちょうど良い計算です。
差額の30円儲かるわけではないのです。
特売で安く売った分や悪くなって捨てた分を合わせるとこうなります。
悪くなって捨てた分が多いと何かで調整しようと考えます。
そのために、えのきを高く売って儲けをためておきます。
高く売ってもわかりずらいからですね。
夏場のえのきは需要が少ないので相場が下がります。
200g入り のえのきの原価が一袋30円前後だったりします。
ところがお店では68円とか88円とかで値段をつけます。
こんな時に48円とか58円で売っている店は良心的です。
野菜が悪くならないうちに売ることができるレベルの高い店です。
ほかの野菜も新鮮で良心的な値段で売っています。
そんな店を見つけるポイントはえのきの値段です。
えのきを安く売っているお店は応援しましょう。
えのきの選び方
- 色が白い。
えのきは古くなると茶色くなってきます。
- 軸が伸びすぎていない。
えのきは袋のなかでも成長しています。
袋からはみ出ようとしている場合もあるのでチェックしましょう。
- 軸のところを触って柔らかくない。
触ってぬるっとしていたら避けましょう。
【まとめ】
えのきは儲けの帳尻をあわせるのに利用されている。
えのきを安く売っている店は良心的なので応援しよう。
えのきは軸が柔らかくなったら悪くなっている。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
ほかのページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂けたら嬉しいです。
こちらのページもおすすめです。

コメント