「美味しい食育レシピ」を読んだワケ
タイトルの食育に目につきました。
表紙の一番上に吹き出しで「ピーマン・ニンジン・セロリ・ナス・シイタケ
嫌われ食材ワースト5でつくる」が気になって読んでみました。
この本を書いたのが歯医者の先生というのも驚きです。
著者は小嶋デンタルクリニックの院長です。
歯医者の先生がレシピ本を出したワケは?
小嶋デンラルクリニックに来た子供の患者さんの話です。
治療が終わりしばらくしました。
メンテナンスに来てもらったら子供さんの様子が変わっていたのです。
前に来た時よりもぽっちゃりしていました。
どうしたのかと聞くと、
虫歯の治療が済んだので、たくさん食べれるようになって太ったそうです。
それを聞いた小嶋先生は、歯を治すだけではいけないと思いました。
虫歯が治っても食べすぎて健康を害したら元も子もないですね。
本末転倒です。
そのことがこの本を書くきっかけとなったそうです。
なかなか興味深い話ですね。
健康な食生活にはバランスのとれた食事が大切です。
栄養の面から書いたレシピ本はたくさんあります。
歯医者の先生が書いた本は初めて見ました。
この本を書いた人
小嶋隆三
株式会社Ryu メディカルグループ代表取締役
小嶋デンタルクリニック院長
静岡県出身。神奈川県の鶴見大学歯学部卒業。
鶴見大学歯学部付属病院勤務ののち地元の静岡に戻る。
医療法人清明会にてGPにおける技術修得に励み独立。
2013年に小嶋デンタルクリニック開設。
同時にRyuメディカルグループ設立。
小川侑子
Ruyメディカルクッキング代表講師 栄養教諭
管理栄養士・栄養教諭・登録販売者・食品衛生監視員
一般社団 日本医食促進協会 栄養部門担当
この本を読んでほしい人は?
野菜嫌いをもつ小さいお子さんのお母さんです。
帯に「毎日の食卓で、家族で楽しみながらわが子を成長させる試み、
今日から始めてみませんか?」とあります。
子供が健康に育つにはバランスの良い食事が大切です。
小学校にはいると給食があります。
野菜嫌いで食べられないと困りますね。
幼稚園から小学校に上がる前に野菜嫌いを直しておきましょう。
バランスの悪い食事では体力と集中力はつきません。
学力にも影響します。
最近のお子さん口をぽかんと開いている子が多いワケ
その理由は口の周りの筋肉が弱いからと小嶋先生は書いています。
口の筋肉が弱いのは固いものを食べなくなったからです。
昔の日本人は固いものをよく食べていました。
だからエラの張った顔の人が多かったです。
顎の発達が悪いと歯並びにも影響します。
噛むことは脳の発達にも関係あるそうです。
口ぽかんのお子さんのお母さんは必見の内容です。
子供のうちに好き嫌いをなくしておかないと大変です。
この本のほんでは「噛む力」をつけるおやつレシピが紹介し
ています。
やわらかいものばかり食べていてはだめですね。
歯ごたえのあるもの大切だと思いました
読んだ感想は?
それぞれの野菜の 特徴がよくわかっていて、
嫌いな野菜を美味しくするレシピを紹介されて参考になります。
例えばピーマンなら、その切り方で苦みが少なくなる方法などです。
見開きの左側が写真で右側がレシピです。
調味料も普段使う家庭にあるものばかりです。
手順もシンプルでとてもわかりやすいです。
料理が苦手なお母さんでも簡単に出来ると思います。
野菜嫌いのまま大人になると生活習病になりやすいそうです。
糖尿病や認知症にも関係するとか。
大人の食生活に役に立つ内容で参考になりました。
子育てのお母さん意外の方にもおすすめの1冊です。
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