冬のくだものと言えばみかんが果物の売り上げで一番です。
早生みかんが終わると薄皮が厚い品種に切り替わって主役から外れます。
その時期に出回るのがいよかんです。
いよかんは、甘みの酸味のバランスがとれて香りも良い三拍子そろった果物です。
果汁もたっぷりで美味しいよかんですが、食べるときに「手に汁がつくから
からイヤだ」と言われたことはありませんか?
今回はある道具を使って簡単に食べられる方法を紹介します。
薄皮をむく簡単な方法。
いよかんの皮は、同じ時期に出回るはっさくや甘夏と比べると
柔らかいので剥きやすいと思います。
うしろ(底の部分)からなかに親指を入れると簡単に皮が剥けます。
女性など力の弱い方は、包丁を使っても良いでしょう。
薄皮は調理用のはさみを使うと簡単に剥けます。
いよかんの房の中の部分をはさみで切ります。
食べるときに下から押し上げれば果肉が飛び出ます。
果汁が回りに飛びちらないし、手にもつきません。
お子さんでも簡単に食べられておすすめです。
それでも多少は果汁が手に付いてしまいます。
それがイヤな方は外皮をむく前にいよかんの上の部分を
1センチぐらい切り落とします。
中の房が見えるので、それに合わせて皮ごと縦に切ります。
あとは同じように、はさみで薄皮を切ると果汁が付かないで快適に食べられます。
薄皮には体に役立つ栄養がたっぷり。
薄皮を取らないでそのまま食べる方には良いことがあります。
薄皮には体に良い水溶性の食物繊維のペクチンが入っています。
なんとその量は、いよかんの果肉の4倍のです。
食べないのはもったいないですね。
ペクチンは便秘の予防やコレストロールが気になる方におすすめです。
ヨーグルトと合わせて食べるとさらに効果が期待できます。
私はいよかん食べるときは薄皮をむいて食べる派ですが、今度からはぜひ薄皮も食べるようにしたいと思います。
果肉にも栄養がたくさん。
いよかんの果肉にはビタミンCのほかカリウムも入っているので
むくみが気になる方や血圧が高めの方におすすめです。
いよかんの見分け方
- 持ったときにずっしりとしている。
- オレンジ色が全体に濃い。
- 皮につやとハリがある。
- ヘタが緑色。
こんないよかんは買ってはいけない。
- ヘタが取れている。
古くなったいよかんは、ヘタが取れてしまうので必ずチェックが必要。
袋入りの伊予柑はヘタが見えないのでばら売りを買うのがおすすめ。
- 実がへこんでいる。
いよかんは、古くなると中の果汁が減ってへこみます。
触ってみて皮が果肉から離れている感じがあったら、中はスカスカになってるの避けましょう。
同じく、持ってみて軽い伊予柑はなかがスカスカです。
伊予柑の保存方法
保存に適した温度は3℃~7℃です。
冷蔵庫の野菜室は6℃前後なので適温です。
皮から水分が抜けないように、ビニール袋に入れて野菜室に保存しましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
他のページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂ければうれしいです。
PS
受験シーズーンになると「いい予感♪」と語呂合わせでいよかんが売られて
いますが、この時期に出回る品種の弥生紅は3月まで熟成させて
糖度も11.5度以上の美味しいいよかんです。
受験生の方はもちろん、そうでない方もぜひ味わってみてくださいね。
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