気温が低くなってきてくると風邪やインフルエンザが気になりますね。
そんなときにビタミンCの補給に手軽で食べたい果物と言ったらミカンですね。
なんと1日分のビタミンCを2個食べるだけで摂取できます。
今回はそんなみかんの選び方から、野菜売り場にいたから知っている情報を紹介します。
美味しいみかんの選び方をおしえて?
大きさは小ぶりのほうが味が詰まっています。
どうしても大きいと水っぽくて大味です。
触ってみて皮がうすくて表面のつぶつぶがはっきりしていて、つぶつぶの間隔が狭くて軸が細いみかんが甘みがあります。
反対に皮が厚いみかんは、実から皮が浮いてる浮皮(うきかわ)のみかんは味がうすくておいしくありません。
浮皮は果肉の水分が少なくなって実と皮の間に隙間ができたみかんの事です。
形はとがっているものよりも扁平のみかんがおいしいです。
軸が細いみかんは甘いのはどうして?
軸が太いミカンは、枝からお尻を太陽に向けてなっているので、全体に日光があたりません。
逆に軸が細いみかんは、しなって全体に日光が良くあたるので糖度が高くおいしく育ちます。
また木から養分も細い管から通ってくるので、逆流しないのでおいしさが逃げません。
美味しいみかんの糖度ってどれくらい?
最近はスーパーマーケットで果物の糖度が表示されていますよね。
でも何度くらいが甘いかわかりずらいですね。
おいしさの目安を紹介します。
みかんの場合だと12度から13度で十分甘くておいしいと思います。
10度から11度ではちょっと甘みが足りない感じです。
プレミアムみかんだと14度以上のものもあります。
しかし、みかんのおいしさは糖度だけでは決まりません。
甘みと酸味のバランスが大事です。
糖度が高くても酸味が多いみかんはすっぱく感じることがあります。
でも時間がたつと酸味は抜けるのでおいしくなることがあります。
酸っぱいみかんを買ってしまったときは少しおくとおいしくなります。
腐ったみかんがうつるのはどうして?
お店では毎日鮮度をチェックしています。
それでも腐ったみかんが出てしまう事があります。
暖房がきいている店内は傷みやすいのです。
チェックしたときは大丈夫でも、あとから腐ってしまう事があます。
甘くて糖度が高いみかんは皮が薄いので、腐れが出ると簡単に隣のみかんにうつってしまいます。
腐ったみかんは汁がでます。
その汁に菌が入っていて隣のみかんにうつります。
みかんの糖分がお腐りやすいのは菌も糖分を栄養にしてるから。
おいしいみかんは菌にとってもおいしいのです。
だから、みかんは買ってきたらすぐに袋や箱から出して中身をチェックしましょう。
腐っているみかんを見つけたらはじきます。
その日のうちなら返品や交換もできますよ。
よごれを拭いただけでは菌が残って、他のみかんにうつるります。
だから周りのみかんを水洗いをします。
殺菌用のアルコールでスプレーすると完璧です。
カビが生えているみかんが入っている場合も一緒です。
カビの胞子が飛んでいるからです。
とくに気温の高い時期に買ったみかんや、暖房の温度が高いお店で買ったみかんは注意が必要です。
また家で保存するときは、暖房のかかってない玄関などの温度の低いところに置くと腐れが出にくいです。
お店で詰めているみかんも1箱に何個かはカビの生えたみかんや腐ったみかんが入っています。
周りのみかんは拭いて、水洗いまではしないで詰めてしまいます。
買ったみかんは中身を確認しましょう。
【まとめ】
- おいしいみかんはか皮がうすい。
- 形が扁平で表面のつぶつぶが緻密。
- 糖度は12度から13度だと充分甘い。
- 酸味の強いみかんも時間がたつとおいしくなる事がある。
- 軸が細いみかんがおいしい訳は日光をたくさん浴びているから。
- 軸が細いみかんは木からの養分を逆流させないから甘い。
- 傷んだみかんは取り除く。
- 傷んだみかんのまわりにあったものは汁がうつらないように水洗いする。
- 保存は暖房のないところで。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
他のページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂けたら嬉しいです。
PS
この仕事をやってると、家族には内緒ですが無意識に美味しいみかんを取ってしまいます。
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