スーパーで野菜を買うときには何を基準に選びますか?
私が思うには野菜を見た目で選んでいる方が多いように思います。
店側も形や見た目が良い野菜は売れるので仕入れの基準にしています。
見た目の他には何を基準にしているのでしょう。
ある統計によると野菜を選ぶ決め手は1番が鮮度で2番が値段、
そして3番めが産地だそうです。
野菜の産地の表示に疑問を持ったことはありませんか?
本当の産地名がちゃんと表示されているのか気になります。
野菜は種類と産地を表示することがJAS法で義務付けられています。
ポップに「〇〇県産」と書いてあるものと「産地は商品に表示」と書いてあるものを見たことはありませんか?「産地は商品に表示」では産地の県名が書かれてないので分かりにくいですね。
産地の表示が省略されるワケ
野菜の売り場ではポップやプライスカードで野菜の名前や産地を表示しています。
産地や値段をダイヤルで変えられるプライスカードを使っています。
平台などにはパソコンを使って作ったポップに産地を表示しています。
手書きでポップを書くのはだれでもできるわけではありません。だからパソコンを使って作るようになりました。だれでもきれいなポップを作れるのがメリットです。
簡単そうですが意外と面倒で手間がかかります。
野菜は一日の中でも売れ行きによって値段を変えることがあります。
入荷する野菜の産地も来てみるまで分からないことがあります。
複数の産地がある場合はそれも表示しなければなりません。
そのたびにポップを作り直すのは面倒です。だから良く産地が変わる野菜は省略して「産地は商品に表示」と書くことがあります。
袋詰めにされて産地の記載がある野菜や、値段のシールに産地が書いてる場合は省略できます。
不適切な表示をしている店もあります。
「〇〇産他」と書いてる場合です。他の部分がわかりません。
ポップを作るのが面倒だったからでしょう。
気になる時は店の人に聞いてみてはいかがでしょうか?
意外とすぐに教えてくれると思います。
野菜の産地が複数の場合の表示は?
玉ねぎやじゃが芋など、ばらで売る場合は、
量の多い産地から順番に表示するルールになっています。
実際に正しく表示されているかは店次第です。
国で産地表示の調査はやっているの?
各地の農政局が調査に回ることがあります。
私がいた店にも農政局の職員が調査に回って来たことがありました。
売り場の表示だけではなく伝票や段ボールまで調べていきました。
他のスーパーにも同じ用に回ってきたそうです。
取引のある仲卸などにも調査に来たと聞きました。そのような調査があるのでスーパーの野菜売り場は産地の表示にはうるさいのです。
不合格になると再調査になるので何かと面倒です。
だからスーパーの野菜の産地表示は信用して良いと思います。
野菜の産地を知っていると役立つことは?
買ってよかった産地と悪かった産地を覚えておくと役に立ちます。
野菜は悪くなりやすい産地となりにくい産地など特徴があります。店によっても仕入れのくせがあります。
有名な産地の野菜は品質が安定しています。
例えばキャベツだったら千葉や神奈川などが有名です。他の野菜でも同じです。
ブランドになっている産地は技術もあって品質も良く鮮度が長持ちします。
しかし野菜が豊作になった時は例外です。
気候や環境が良かったときは他の産地でも品質が良い野菜が採れます。
だから野菜が安い豊作の時は有名な産地以外を買っても損はしません。
できるだけ近くの産地の野菜を買うのがおすすめです。
直売コーナーがおすすめ
スーパーの直売コーナーにも品質の良い野菜がたくさん出ています。
売れ行きの良い農家とそうでない農家があります。
市場からの野菜と違って同じ農家の野菜を選ぶことができるのがメリットです。
野菜の品質と人柄はリンクしてるように思います。お気に入りの農家を見つけるのも楽しいですね。
フードマイレージという考え方があります。遠くから野菜を運ぶには二酸化炭素を多く排出してしまいます。地球の温暖化のことを考えたらより近くの野菜を買うのがおすすめです。
まとめ
スーパーの野菜の産地表示は「商品に表示」と省略されていることがある。
農政局が回って産地表示の調査をすることがあるので、スーパーの産地表示は信用して良い。
産地を覚えているとは野菜を選ぶのに役立ちます。しかし豊作のときは名産地でなくても良い品質の野菜がでるのでおすすめです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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