料理のレシピ本はたくさんあります。
この本は「その調理、9割の栄養捨ててます!」の第2弾です。
かなり売れた本なので表紙は同じテイストデザインです。
今度は「栄養まるごと10割レシピ!」とは考えましたね。
思わずタイトルにひかれて読んでみました。
前の本は野菜の栄養について書いていました。
今回は肉や魚の事も書いてあります。
野菜だけのレシピは少ないからでしょうか。
メインの内容は野菜の栄養についてです。
野菜の栄養をまるごととるためにはルールがあります。
素材の特性にあった調理をすることです。
栄養には水に溶けやすいもの、油に溶けやすいものがあります。
素材にも熱に強いもの弱いものがあります。
その他にもルールはあります。
ナゼそうなのかを理解することが大切です。
今までと少しかえるだけで栄養がまるごととれます。
レシピを紹介しながらそのワケを解説しています。
写真も大きくフルカラーでとてもきれいです。
イラストもあってわかりやすい紙面です。
よくあるレシピ本のように使う調味料も多くありません。
家庭にあるものだけでできそうです。
栄養をまるごととるためのルールを覚えましょう。
残念なのはレシピ本なのにページを開いておけないことです。
黙っておいているとすぐに閉じてしまいます。
台所において見ながら料理をするのはむずかしそうです。
その辺はレシピ本といいながら不親切だと思いました。
紙の質が丈夫なのが救いです。
料理をすると油や調味料が手につきます。
その手で触ってもやぶれることはないでしょう。
この本で紹介されている内容で気になったことがあります。
ほうれん草やブロッコリーの加熱に電子レンジを使うことです。
たしかに電子レンジは短時間で加熱ができます。
だから栄養は逃げないのかもしれません。
しかし電子レンジで加熱したほうれん草は美味しくありません。
甘みは増えますが、アクが抜けきらない味がするからです。
ブロッコリーも固く触感が良くないです。
多少栄養は減っても美味しく食べたほうが良いと思います。
その分食べる量を増やせばよいのですから。
しかしこの本には立つ情報もたくさんあります。
この本を読んでほしい人は料理をするすべての人です。
初心者だけでくベテランの人にもおすすめです。
意外と知らないことがあると思います。
書いた人が栄養士なのでとても勉強になります。
レシピ本と言うよりは読んでためになる本です。
見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか。
定価1400円+税です。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
他のページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂けたら嬉しいです。
こちらの本もおすすめです。

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