毎日サラダは食べていますか?
栄養のバランスをとるには野菜を食べたいですね。
フレッシュサラダにはトマトがかかせません。
レタスなどの緑色の野菜だけのサラダは美味しそうに見えません。
赤色が引き立つから食欲がわきます。
トマトを生で食べるだけでは栄養を損していますよ!
今回はトマトの栄養を無駄なくとる方法を紹介します。
トマトの栄養を無駄なくとるには加熱をして料理することです。
トマトに多い栄養は?
- リコピン
トマトの赤い色の素がリコピンです。
体の中の余計な活性酸素を除去してくれます。
また紫外線の害から守ってくれる働きがあります。
その抗酸化作用はβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍もあります。
- βカロテン
リコピンと同じく抗酸化作用があります。
体の中に入るとビタミンAに変わって粘膜を強くしてくれます。
目の健康にも欠かせない栄養です。
- ビタミンB群
食べた食品を代謝してエネルギーに変えてくれる働きがあります。
- ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用があります。
不足すると疲れやすくなったり、風邪をひきやすなったりします。
体の中にためておくことができません。
毎日少しずつとることが大切です。
- カリウム
細胞浸透圧を調整して血圧の上昇を抑えるカリウムが豊富に含まれています。
カリウムはむくみの解消にも役立ちます。
トマトを生のまま食べると損するワケ
リコピンとβカロテンは油を使って加熱すると吸収率が3~4倍になります。
加熱すると細胞壁が壊されて出たリコピンが油に溶けるからです。
オリーブオイルを使えば吸収率は1.5倍になりますよ!
おすすめの食べ方は?
トマトのステーキがおすすめです。
1cm厚の輪切りにしたトマトを油で焼くだけで簡単です。
味付けは醤油と黒コショウをかけるだけで美味しくなります。
トマトは加熱するとグルタミン酸の働きでうまみが出ます。
青臭さのもとの成分が蒸発して気になりません。
焼肉のときに一緒にトマトを焼くのもおすすめです。
グルタミン酸があるとおいしいワケ
グルタミン酸はこんぶやチーズに含まれるうまみ成分と同じです。
トマトには鶏肉やホタテ貝よりもたくさん含まれます。
ミートソースが美味しいワケは、肉のイノシン酸とトマトのグルタミン酸の相乗効果です。
イタリア料理の魚と煮込むアクアパッツアも同じです。
アクアパッツアはトマトと魚を煮込む料理です。
魚のイノシン酸とトマトのグルタミン酸の相乗効果でうまみが倍増します。
違う種類のうまみ成分を合せて美味くするのは、日本料理の出汁と同じですね。
イタリア料理ではトマトのグルタミン酸を使って美味しくしています。
シチューやカレーに入れるのもおすすめです。
生で食べるトマトの栄養を無駄なくとるには?
トマトは食べる直前に切ることがポイントです。
切り口から呼吸が増えて栄養が減るのを防ぐためです。
ドレッシングは油をの入ったものを使いましょう。
リコピンとβカロテンの吸収をアップさせるためです。
ビタミンEが豊富な鯖缶やツナ缶との組み合わがおすすめです。
栄養のバランスもとれます。
ミニトマトを使うのもおすすめです。
切らなくて良いので栄養が減る心配がありません。
ミニトマトは栄養が豊富なので一人3個で充分です。
【まとめ】
トマトの栄養を無駄なくとるには油を使って加熱する料理がおすすめです。
リコピンやβカロテンは油を使うと吸収力がアップします。
トマトを肉や魚の料理に使うとグルタミン酸とイノシン酸の相乗効果でうまみが倍増します。
かさも減ってたくさん食べられるのでおすすめです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
他のページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂けたら嬉しいです。
トマトについてはこちらのページに詳しく紹介しています。

コメント