春の訪れを教えてくれる野菜といったら菜の花が思い浮かびます。
一年中出回っている野菜が多い中、菜の花は春にしか食べることが出来ません。
つぼみには成長するためのエネルギーがたくさん詰まっています。
その美味しさを味わいつくしたいですね。
ところで気になるのはその値段です。
ほうれん草の2倍くらいはします。
時期にもよりますが1束298円から398円で売られています。
それだけの価値はあるのでしょうか?
無駄なく菜の花の栄養をとりたいですね。
菜の花の栄養は電子レンジを使うと無駄なくとることができます。
どんな栄養があるの?
菜の花はビタミンCがとびぬけて多い野菜です。
100gあたり130mgもあります。
ほうれん草が35㎎なので3倍以上にもなります。
値段は高くてもその分栄養も豊富なんですね。
1束の半分で1日に必要なビタミンCがとれます。
ビタミンCは水溶性の栄養です。
水に入れると溶け出てしまいます。
無駄なくとるには水に入れる時間を短くすることです。
電子レンジで下茹でするのがおすすめです。
加熱時間の目安は1束で1分~2分です。
耐熱容器に入れてラップして加熱してください。
加熱ができたら菜の花を冷水に入れて冷まします。
冷ます時間も短くするのがポイントです。
ビタミンCは女性には欠かせない栄養ですね。
紫外線が気になるこれからの時期には無駄なくとりたいです。
シミやそばかすができるのを予防してくれます。
またコラーゲンの生成を助けて肌にハリをあたえてくれます。
体の免疫力を高めてくれる大切な栄養です。
ビタミンCについてはこちらのページに詳しく紹介しています。

βカロテンは体の中に入るとビタミンAに変わります。
ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして感染症の予防に役立ちます。
目の健康にも欠かせない脂溶性のビタミンです。
カリウムはナトリウムとバランスをとって高血圧の予防に役に立ちます。
また利尿作用でむくみを解消してくれます。
他に骨や歯を作るカルシウム、貧血の予防に役立つ鉄分も豊富に含まれています。
菜の花の見分け方は?
- 花が咲いていない。
- つぼみがギュッと詰まっていて緑色。
先の部分が黄色くなっているのは花が咲くところです。
古くなっているので避けましょう。
- 束がしっかりしていて軽くない。
巻いている紙がしっかりしているものを選びましょう。
- 切り口が新鮮で葉がみずみずしい。
菜の花の保存の方法は?
- 菜の花を巻いている紙をとってバラします。
密着していると悪くなるからです。
- 湿らしたキッチンペーパーで包んでナイロンに入れます。
冷蔵室に立てて保存します。
立てて入れるワケは菜の花が起き上がろうとするからです。
エネルギーを使うので栄養が減ってしまいます。
※他の葉物野菜も冷蔵庫に立てて保存すると長持ちします。
お店に入荷する菜の花も立てて箱に入ってきます。
鮮度を落とさないようにするためです。
それでも長くはとっておけません。
保存の目安は2日~3日です。
買ったらできるだけ早めに食べましょう。
おすすめの食べ方は?
和え物が簡単でおすすめです。
菜の花の売り場には「ごま和えの素」が一緒に並んでいます。
値段も手頃で美味しいですよ。
市販の素を食べてみてその味を参考にするのも良いですね。
次からは自分で味付けをすれば良いのです。
- ベーコンと菜の花のペペロンチーノもおすすめです。
調理時間:15分
材料:菜の花・スパゲッティー・ベーコン・にんにく・唐辛子
調味料:オリーブ油・塩・黒コショウ
作り方
菜の花は電子レンジで下茹でしておきます。
- たっぷりのお湯に塩を入れてスパゲッティーを茹でます。
- 唐辛子を輪切りにします。
辛いのが苦手な方は種を取ってください。
- ニンニクをスライスします。
- フライパンにオリーブ油を引いて唐辛子とにんにくを入れます。
- 弱火でにんにくが焦げないように油に香りをつけます。
- 中火にしてベーコンを入れて炒めます。
- ゆで汁を少々入れて油と水を乳化させます。
- 茹でたスパゲッティーと菜の花を入れて炒めます。
- 塩コショウで味つけをします。
- 最後にオリーブ油一回しで完成です。
味付けは好みで調整してください。
シンプルですが菜の花の味を堪能できます。
【まとめ】
春限定でしか食べられない菜の花はビタミンCが豊富。
電子レンジを使うとその栄養を逃がさずに調理できます。
菜の花は束がしっかりしていてつぼみが詰まっているのが新鮮です。
鮮度が落ちやすいので早めに食べるのがおすすめ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
他のページにも野菜や果物のお役立ち情報を紹介しています。
参考にして頂けたら嬉しいです。
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春キャベツのペペロンチーノの作り方を紹介しています。

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